ツナギー|建築案件の引き合いから施工・原価までクラウドで一元管理
ツナギーとは
ツナギーは、建設会社のためのクラウド型案件管理システムです。引き合いが発生した瞬間から、見積の提出、受注、着工後の管理、原価の入力まで、案件にまつわる情報をひとつの画面で追いかけられます。
建築一式工事の案件は、動く金額が大きく、関わる人も多く、期間も長い。それだけに「情報がどこにあるか分からない」ことのダメージが他業種より大きくなります。ツナギーは、その散らばりを仕組みで解消するためのツールです。
こんな状態に心当たりはありませんか
- 引き合いの一覧が社長の頭の中とExcelに分かれていて、どちらが最新か分からない
- 見積を出したまま追客されず、気づいたら他社で決まっていた案件がある
- 受注後の案件情報が、現場担当者の個人フォルダとメールに散らばっている
- 協力会社の見積書・注文書・請求書が案件と紐づいておらず、探すたびに時間が溶ける
- 工事が終わって決算を締めるまで、案件ごとの利益が分からない
どれも「担当者が悪い」のではなく、案件情報を1か所に集める仕組みがないことが原因です。
建築一式の案件管理が難しい理由
電気や設備の専門工事と比べて、建築一式の案件は管理の難易度が一段上がります。
第一に、案件の寿命が長いことです。引き合いから竣工まで1年以上かかる案件も珍しくなく、その間に担当者の記憶は薄れ、書類は増え続けます。第二に、登場人物が多いことです。施主、設計事務所、20職種近い協力会社とのやり取りが同時並行で進みます。第三に、見積と実行予算と発生原価という3つの数字を、案件ごとに突き合わせ続ける必要があることです。
Excelでも1案件なら管理できます。しかし10案件が並行し、営業と工事部が別のファイルを見ている状態になると、抜け漏れは時間の問題です。
主な機能
ダッシュボードで全案件を俯瞰
ログイン直後の画面で、進行中の営業案件・受注案件を一覧できます。「今、会社全体で何が動いているか」を朝の5分で把握でき、経営者や工事部長の状況確認のための電話・会議を減らせます。

営業案件の管理
引き合い段階の案件を、案件名・顧客・金額・ステータスで一覧管理します。「見積提出済みで返事待ちの案件はどれか」「先月の引き合いのうち追客していないものはないか」が一目で分かります。

案件詳細には次のアクションを記録でき、担当者が変わっても追客が止まりません。相見積で負けた案件も理由を残しておけば、価格設定や提案内容の見直しに使えます。

受注案件の管理
受注が決まった案件は、受注案件として工期・金額・進捗を管理します。営業段階の経緯(誰と何を約束したか)がそのまま引き継がれるため、営業から工事部への引き継ぎ漏れを防げます。

原価の入力と案件別の採算管理
案件ごとに原価を入力し、受注金額との差し引きを確認できます。協力会社への発注額や材料費を都度入力しておけば、決算を待たずに「この案件は利益が出ているか」を工事中から把握できます。実行予算と発生原価の突き合わせを月次で回したい会社には、その受け皿になります。

書類ファイルの案件紐づけ管理
見積書・契約書・図面・協力会社の見積など、案件に関する書類を案件に紐づけて保管できます。「あの物件の注文書はどこか」をメールボックスから探す時間がなくなります。

顧客・対応履歴の管理
施主や元請ごとの対応履歴を時系列で記録できます。リピート受注が多い建築の商売では、過去物件の経緯がそのまま次の提案材料になります。

建築会社での活用場面
- 月曜朝の工程会議: ダッシュボードを映しながら全案件の状況を確認。会議資料の作成が不要になります
- 見積提出後の追客: ステータス「提出済み」の案件を毎週抽出し、放置案件をゼロにします
- 竣工後の振り返り: 案件別の最終原価を見て、赤字の原因(拾い漏れか、追加工事の未請求か、外注費の超過か)を特定します
Excel管理と何が違うのか
「今もExcelで管理できている」という会社ほど、切り替えの判断材料が必要です。違いを整理します。
| 観点 | Excel・紙の管理 | ツナギー |
|---|---|---|
| 最新版の所在 | ファイルが人ごとに分かれ、どれが最新か確認が要る | 常に全員が同じ画面を見る |
| 同時編集 | 誰かが開いていると編集できない、上書き事故が起きる | 複数人が同時に更新できる |
| 案件と書類の紐づけ | フォルダ構成が人によって違い、探す時間がかかる | 案件を開けば書類が並んでいる |
| 営業から工事への引き継ぎ | 口頭とメールで伝達、抜けた情報は消える | 営業段階の経緯がそのまま残る |
| 過去案件の検索 | 年度フォルダを掘って探す | 顧客名・案件名で数秒 |
| 外出先からの確認 | 会社に電話して調べてもらう | スマホでその場で確認 |
Excelが悪いわけではありません。案件数が少なく担当が1人なら十分機能します。並行案件が増え、営業と工事で情報を受け渡す場面が日常になった段階で、台帳を共有型に切り替える価値が出ます。
定着させる運用ルールの作り方
ツールは入れただけでは定着しません。建設会社での定着事例に共通するのは、ルールを最小限に絞ることです。
- 入力の締め切りを行事に紐づける: 「毎週月曜の工程会議はツナギーの画面だけで進める」と決めると、会議前に自然と入力が揃います。入力のための締め切りを別に作るより確実です
- 入力項目を欲張らない: 最初は案件名・顧客・金額・ステータス・次のアクションの5つだけに絞ります。項目が多いほど入力されなくなります
- 「入力されていない案件は存在しない扱い」を宣言する: 経営者がツナギー上の情報だけを見て判断する姿勢を示すと、口頭報告とメモ書きの並行運用が消えます
逆に、担当者任せで「便利だから使ってね」と渡すだけの導入は、ほぼ確実に元のExcelに戻ります。最初の1〜2か月だけ、経営者か工事部長が旗を振ることが定着の条件です。
導入の始め方
最初から全機能を使う必要はありません。おすすめの順序は次のとおりです。
- まず営業案件の一覧化から始める(Excelの引き合い表を移すだけ)
- 受注案件の基本情報と書類の紐づけを載せる
- 慣れてきたら原価入力を月次運用に組み込む
この順序なら、現場の負担を増やさずに1〜2か月で定着させられます。
よくある質問
Q. 何人から使う意味がありますか?
案件情報を2人以上で受け渡す場面があるなら意味があります。逆に、社長が1人で営業も現場も見ている会社なら、まず引き合い一覧の整備だけで十分なこともあります。規模より「情報の受け渡しで事故が起きているか」で判断してください。
Q. 現場の職人にも入力させる必要がありますか?
ありません。入力するのは営業担当と施工管理者、原価は事務担当でも回せます。現場の協力会社に負担をかけない設計です。
Q. 会計ソフトの工事台帳と二重管理になりませんか?
役割が違います。会計側は確定した数字の記録、ツナギーは進行中の案件を動かすための台帳です。原価の入力は「会計を締める前に採算をつかむ」ためのもので、月次の締めは従来どおり会計側で行います。
まとめ
案件情報の散らばりは、放置しても自然には直りません。担当者の記憶と個人フォルダに依存した管理から、会社としてひとつの台帳を持つ管理へ。ツナギーはその移行を、建設会社の実務に合わせた形で支援します。
案件管理の仕組みづくりについては、お問い合わせから個別相談も受け付けています。自社の管理方法のどこから手を付けるべきか、という段階のご相談でも構いません。
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